マルチスペクトルカメラ

マルチスペクトルカメラ

マルチスペクトルカメラとは

 マルチスペクトルカメラは、通常人間が認識できる可視光線に加えて、人間には不可視の近赤外領域の光線のデータを取得できるカメラです。
 一般に光合成を盛んに行う植物ほど、緑と近赤外域の波長の光線(近赤外線NIR)をよく反射します。マルチスペクトルカメラはこの近赤外線を精細にとらえてデータに変換することで、「光合成の強さ=生育の度合い」の指標としてNDVI(正規化植生指数)を求めることができます。また、近赤外線(NIR)とレッドエッジ(特定の赤色波長帯)の反射率を使用して計算される正規化レッドエッジ指数(NDRE)を用いて「窒素含有量=植物の健康状態」を調べることもできます。
 つまり、ドローンにマルチスペクトルカメラを搭載して田畑や森林を空撮することで、植物の生育の状況を広範囲にわたって知ることができるようになるのです。弊社はAgEagle社の提供するマルチスペクトルカメラMicaSenseシリーズのRedEdge-PをDJI社製ドローンMatrice300 RTKに搭載し、前述のNIRやNDREのデータを取得することが可能です。

イメージ

オルソモザイク
NDVI

オルソモザイク
NDVI

外部リンク

AgEagle社様